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しんのすけのエッセイ集 20
丸暗記はつらい! (私が)効率的に勉強するために
最近、職場で受けなくてはいけない試験があって、昨日まで、その勉強に明け暮れていました。もう、その勉強をするのがいやでいやでたまりませんでした。
その試験での回答の形式が、レポート形式とか、チェックシートとかではなく、昔ながらの虫食い(カッコの穴をうめていくやつ)、鉛筆での記入なので、とにかく暗記プラス漢字を覚えるということをしないといけないのです。
私は学生時代から丸暗記がものすごく苦手でした。加えて数字にも弱かった(いまでも)ので、歴史なんてほんとにに点数が低かったですね。
今回のこの職場での試験勉強で、学生時代のつらかったことが一気に思い出されました。いくらテキストを読んでも頭に入らない・・・。紙に書いても、憶えられない・・・。
学生時代よりましだったのは、このつらい心境の中、「勉強しろ!」という親からの言葉が飛んでこないことですね。
今回、あらためて思ったのは、ずうっと同じ単純な勉強(丸暗記など)は続けられないということです。むしろ、自分のやりたいことと平行して作業したほうがいいですね(私の場合)。
試験前の丸一日の休みの日、早起きして暗記作業にとりかかりました。ところが、30分ほどして、ぜんぜんやる気が出なくなってきました。それでもがんばっていたのですが、ほんとにぜんぜん前へ進まなくなりました。
少し、休憩のつもりで、別のことをやりはじめました。それは、自分のHPに関係する作業です。
HPの英語版を復活させる準備、英語の掲示板を開設するための情報収集、HPスペイン語版公開の準備をする等々・・・。
やりだすとこちらのほうは時間を忘れるほどのめりこむんです。
「いやいや、こんなことをしてはいけない。」と思ったら、暗記作業に移りました(HPも暗記作業もPCを使っていました)。
でもやってみると、案外これがいいのです。なんだか、ごはんと漬物を交互に食べているみたいに、どちらもそれだけ食べ続けたらつらいのですが、交互にすると大丈夫。私の場合、HPの作業がごはん、試験の暗記が漬物でしたが^^;。
しかし、結果的には、暗記作業だけするよりずうっと効率的だったと思われるし、HPにしてもいつかはやらないといけないものなので、それが出来ないイライラも解消されていたのではないかと思われます。
で、試験の出来ですが・・・ダメでしたねー^^;。こりゃ、来年も受けないといけないのかなー?
もういややー!!!
参考文献:最強の英語上達法 PHP新書 岡本 浩一 (著) 出版社: PHP研究所 ; ISBN: 4569624804 ; (2002/10)
2005.6.18
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鉛筆等で手書きで書くということは将来的には、ほとんど必要なくなるでしょう。
「文字を書くのにケータイやPCばかり使っていてはダメ!」という考えの方もおられるでしょう。しかし、ワードプロセッサーが世に出回りだしたころ、私がワープロを使って人に手紙を書いているのを見て、「手紙をワープロで書くなんて・・・。心がこもっていない!」と、ある人に言われたことがあります。まあ、きれいな字ならいいですけど、今、読みにくい、きれいでない(もしくはきれいすぎて読めない)字で手紙を送られると、ちょっと引いてしまいますね。
歴史上、何度もこんな技術革新と人々の意識の変化があったはずです。
自動車というものが登場したころはものすごく高価なもので、一般の人には縁のないものでした。第二次大戦後くらいの日本で、将来はほとんどのひとがクルマを運転でき、所有する時代になってるなんて想像できなかったはずです。
開国後の日本にペンや鉛筆が西洋からもちこまれたころ、「そんなもんで字を書いて・・・。ちゃーんと墨をすって筆をつかえ!」と言っていた人は少なくなかったはずです。
また、古代に文字を記録する媒体が粘土板から紙に変わったところ(メソポタミアなんかがそうかなあ?要調査)では、「そーんな、紙みたいなたよりないものを使って・・・。」という人もいたはず・・・(ホンマか?)。
ここで言いたいのは、技術の進歩は人の意識を変えるということなんです。
よく、ファミリーレストランなんかで、満席のときには、名前と人数を紙に書いて待ちますよね。あんなのもデジタル化されたりするかも・・・ですね(ホンマか?)
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あまりにも低刺激の状態に人間をおいておくと、非常に危険ということが、1950年代のアメリカやカナダで行われた実験でわかったそうです。その後、人間を低刺激の状態に置く実験は禁止されることになりました。下記p29。
学ぶ意欲の心理学 PHP新書 市川 伸一 (著) 出版社: PHP研究所 ; ISBN: 4569618359 ; (2001/09)
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