モスキートマグネット"リバティー"の使用レポート
(ウイリアム・ランプキン セント・ピーターズバーグ・タイムズ 記者 2002年3月)

翻訳:しんのすけ 2003. 6.12

 (なお、この翻訳の過程については、英語学習記の中に、載せております)

 蚊に刺されたところを掻きながら考えた・・・これは買うな!殺虫剤を買え!
                    

 蚊を捕まえるこの機械(モスキートマグネット"リバティー")を、我が家の裏庭でテストしたが、買う気にはならなかった。
 4日間連続して稼動したのに、夕方の裏庭では腹をすかせた蚊に襲われた。

 モスキートマグネットは未完成のまま箱に入って送られて来る。まず、レンチ、ドライバー、プライヤーを取り出す。子供用の自転車やバーベキューのグリルを組み立てられる人なら、組み立てには問題ないだろう。水曜の晩に、私はテレビを見ながら1時間で完成させた。その後、機械を屋外へ運び、吸引剤とプロパンガスをつけて、オン/リセットボタンを押した・・・。動かない。
 少ししてから、電源コードが短かったのか(訳者注:リバティーは12V電源必要)、うまく機械と接触していないのが分かった。コードをツイストさせてつなげると、機械が動き出した。10分のウォームアップののち、グリーンのインジケーターが点灯した。このインジケーターが点いていることと、ファンのヴォーという小さな音だけが、機械が動いていることを示している。この時、夜の9時。

 この機械はプロパンガスを二酸化炭素に変え、蚊を引き寄せる。蚊を引き寄せるためのもう一つのものは、オクテノールと呼ばれるもので、これにより蚊は機械の吸い込み口に誘われて吸い込まれ、ネットに捕まり乾燥死する。毒になるようなものや殺虫剤は含まれていない。説明書によるとこの機械は3/4エーカー(約3035u)をカバーする。50フィート(約15m)の電源コードにより、裏庭の真ん中に設置できた。夏の夕暮れに蚊に悩ませれず、バーベキューを楽しみ、子供たちはバッティングマシーンで遊ぶ・・・、そんな風景が目に浮かんだ。

 翌朝8時すぎ、夜のあいだにどれだけ蚊が捕れたかわくわくしながら確認した。ネットに捕れた蚊は・・・、ゼロ。

 本格的なテストは週末に行った。稼動中の機械の近くで、妻と私は長い時間過ごした。日中、蚊はほとんど寄ってこなかった(めずらしいことだ)。しかし、日が傾きはじめると、蚊は腹を空かせ始めたのか、私たちは格好の目標にされた。

 一週間、継続的にモスキートマグネットを稼動させた成果は次のとおり:蚊は10匹ほど、それを大きく上回るブヨまたはヌカカ、珍しいアリが少し。

 蚊に刺されるのを防ぐために、495ドル(約58,000円)も使うのなら、殺虫剤をたくさん買ったほうがいいのではないか・・・と思う。


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