前回、バナナが（蚊をおびきよせる）誘引剤として多少は機能することを確認した。他に誘引剤として機能するものとして、靴下をあげることができるのではないかと、以前から私は考えていた。というのは、脱いだ直後の靴に蚊がたくさん集まるところを見ると、足のにおいに蚊が反応しているように思われるので、靴下でもそれは同じだと考えるからである。
このことを確認すべく、実験してみた（2003.8.19)。実験の方法は前回のバナナの時と同じで、機械の誘引剤を入れる部分に靴下を入れて数時間稼動させてみるというものである。
実験に使ったのはこれ。五本指になっている軍足の先だけのやつ。これを朝から3時頃まではいた。
蛇足だが、この上から普通の靴下をはく。
いよいよ実験開始。本来誘引剤をいれるところに靴下を押し込む。
こんな感じ。
この状態で3時間ほど稼動させてみた。
結果は・・・ 捕獲数ゼロ。
予想していたようには蚊は捕れなかった。誘引剤といえるほど、においが強くなかったのかもしれない。もっと長時間靴下をはいておく必要があったのかもしれないし、もちろん個人差もあると思われる。
また、その他の原因としては、靴下がすぐに乾いてしまったことによると思われる。
誘引剤は、蚊に動物の体温を感じさせるために、その取り付けがされているところが常に加熱されている。これが結構温度が高いので、靴下が乾いてしまってにおいが少なくなったのではないかと思う。
今回の実験は失敗と言える。
それにしても、脱いだ後の靴に蚊がよるので（特に黒い靴）、帰宅した際には、機械の蚊の吸い込み口の下に靴を置くことにした。
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