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  そして手術・・・

 今回の手術が行われたのは、2007/2/5。午後1:30からでした。
 前日の夜から食事はなし。飲み物は朝6:00から禁止でした。

 左の手術前の写真では、楽しそうに笑ってますが、初めての全身麻酔で、超緊張状態でした。

 手術の時間になり、手術室まで歩いていくのかと思いきや、このベッドのまま、ガラガラと看護師さんたちに押していかれました。

 なんか映画みたいでした。

  


 手術室までいくと、べつのベッドに乗せられました。自動で乗せ換えされるんですね。体の下に板がビヨーンと出てきてそちらの板に乗るのです。フォークリフトみたいです。

 ふたたび、フォークリフトみたいにして乗せられた先はいよいよ手術台。なぜか、手術室にはアバの「マンマ・ミア」が流れてました。

 ここで、点滴。これが麻酔なのかなぁ・・・。と思っていると、つぎはマスクをされて、
 「はーい、大きく息を吸って呼吸してくださいねー。」
 と言われました。
 2回、3回と呼吸をしていると・・・

 自分が寝ていたという意識もなく寝ていたようでした。それで、
 「はーい、終わりましたよ。」との声。

 えー?ほんまかいなーって感じでした。
 この間、遠くでドクターたちの声が聞こえるのかな、とか、夢をみるのかな、とか、はたまた三途の川がみえるのかー?とか予想していましたが、まったく何もなし。一瞬の出来事のように感じるので時間の感覚もおかしくなってました。4時間ほど経ってるのに2,3分しか経っていない感じです。

 さて、病室に帰ってきて・・・
 ここからがたいへんでしたね。

 結局、全身麻酔は楽勝ということがわかりました。ま、リスクはあるんでしょうけど、こればっかりはドクターにまかせてるしかないですし。よっぽど歯医者のほうがつらいですね。

 で、麻酔でもうろうとしながらも、自分の状況がわかってきました。
 う〜、からだが動かない・・・。

 そして麻酔が切れてくると、右手首と骨を取った左腰が痛んできました。

 その後、主治医のドクターが来て、痛み止めの注射をしてくれました。
 「痛かったら2-3時間おきに看護師に注射をたのんでいいからね。」とおっしゃいました。
 痛み止めはすぐに効き出して、なんだか楽になってきました。それに痛み止めって、なんとなくハイな気分になるようです。このころ、付き添ってくれていたなおこさんに、いろいろ話していたようです。
 右手を見ると、当初、肘からのギブスときいていたのですが、手首にしかギブスを巻いていない。
 ヤッター!これでクルマとパソコンはOKやな!楽しく休養できるわ!
 ハイな気分もあってか、うれしくなってきました。


 この日の深夜、痛み止めが切れてまた右手と腰が痛くなってきました。
 右手の痛みもさることながら、とにかく腰が痛い。体をほんの少し動かすだけで骨と傷口に痛みが走ります。
 痛みに耐えかねて、ナースコールを押して痛み止めの注射をお願いするも、「なんども注射するのはねぇ」って断られちゃいました。
 なんでやねん!
 でもしばらくすると戻ってきて注射してくれました。


 翌日から、歩いていいという許可がでていたので、歩いてみようとするのですが、とにかく腰が痛い。ベッドから起きる時とベッドに寝るときが痛くて大変でした。

 でも、トイレなんかは歩かないとしかたないですからね。

 しかし、歩くと腰から血がにじんできてガーゼが真っ赤になってしまいました。


 次の日、手術から二日目、腰の出血もおさまり、痛みもだいぶましになってきました。

 こまったのは食事です。右手が使えないので、フォークなどを左手で使っていたのですが、やはり、箸でないとダメということがわかり、左手で箸を使うようにしました。はじめはうまくいかなかったのですが、だんだんと使えるようになってきました。


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