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 私と英語の辞書


 現在(2003.3)、5台の電子辞書を使っています。
    どれもこれも一長一短があるんです。

 上の写真の右上が一番古い、SONY DATA Discman DD-S30 です。これを買うきっかけになったのは、テレビショッピングでこの商品が紹介されていたからでした。そのとき、一緒に、高校で英語を教えている友人とテレビをみていて、この電子辞書なるものが出てきたのですが、そのとき、その友人いわく「電子辞書はあかんよ。やっぱり、本のページをめくってこそ、勉強になるんや。」というようなことをいいました。しかし、CMが進んでいくと、なんと、この辞書、しゃべるじゃないですか!つまり単語の発音をしてくれるわけです。ここで友人はだまってしまいました。(もう今はこの友人も電子辞書より、紙の辞書のほうがいいなんて考えていないでしょう。読み物としてならともかく、総合的に見れば、本より電子辞書のほうが有利なのはあきらかです。)

 これがきっかけで、このSONY DATA Discmanを買いました(1999.7)。でも、この当時はまだまだ使いづらいものでした。電源を入れて立ち上がるのに時間がかかるし、ディスクの回る音がするのです。電池の減りも極端に早く、また音声データに容量をとられてしまっていて、辞書の中の例文等が非常に少なく、今からみたら(機械の分厚さも含めて)なんじゃこりゃ!って感じです。
 でも、いいところもあるんです。カタカナ発音入力が全部の単語でできるんです。この機能のおかげで今でも、この辞書を時々使います。

 SONYの処理のスピードの遅さがいやで、別の電子辞書を買うことにしました。つぎは写真の右下、CASIO EX-word XD-S6000 です(2001.10購入)。これにより、処理のスピードの遅さは解消しました。
 しかし新たな問題もありました。音声データなし、カタカナ発音入力不可、あと英和辞典にジーニアスが入っていて、SONYに入っていた研究社中事典にくらべて、例文等はいいのですが、語源(ラテン語等)の紹介が不十分で、このあたりが不満でした。
 でも、操作性はよく、電池の持ちもよいので、このころは、二つの電子辞書を用途によって使い分けていました。

 英語の勉強を進めていく中で、英英辞典の必要性を感じ、本の辞書でLONGMAN activestudy DICTIONARY を買ったのですが、英英辞典でも電子辞書で使いたいと思い、SEIKOの電子辞書をかいました。研究社の英和、和英とロングマンの英英が入っていました(写真にはありません)。
 この辞書、悲しいことに、落として、液晶画面を割ってしまったんです(泣)。電子辞書にカバーは絶対に必要ですね。
 あまり長く使わなかったのですが、操作性はよくなかったですね。カシオの方式が自分にとっては一番いいと感じました。それ以来、電子辞書はカシオ製を買うことに決めました。

 液晶画面を割ったことにより、急遽、新しい電子辞書が必要になりました。そこで、英英(ロングマン)も英和(リーダーズ←[語源まあまあ良]、ジーニアス)も、そのうえ英語類語やシソーラスも入っている、写真左上CASIO XD-R9000 を買いました(2002.12)。もうこのころになると、本当に、電子辞書はよくなってきていました。音声データが入っていないので、同時に音声データ専用機として、SEIKO SD5200S を買いましたが、これは大失敗でした。
 初めの、SONYの音声データが単語ごと個別にデータとされているのにたいし、このSEIKOのは、アルファベットごとなのです。極端な例では、LLKKDDWなんていう子音だけの無意味な単語でもむりやり発音するのです。話になりません。

 英語の勉強を続けるにあたって、語源に触れる必要性を痛感するようになってきました。さすがに、電子辞書で語源事典までが入っているものはなく、書籍の「スタンダード英語語源辞典」大修館書店を買いました。とても使いやすいです。また、辞書として出版されていないものの、「語源で増やす英単語」恒石昌志著 ベレ出版は、辞書として十分使えます。

 しばらくは、語源に関してはこの2冊を使っていましたが、どうしても、語源を電子辞書で調べたくて、つい最近、新しい電子辞書を買いました(電子辞書の写真の右下)。
 語源に詳しい、ジーニアス英和大辞典が入っている、CASIO XD-H9100 です(2004. 3. 7購入)。
 語源に詳しいということの例として、例えば、genius を引くと、〔初16c;ラテン語 genius〈守護神、知的能力〉〕という感じででてきます。もともと、その言葉がどこから派生してきたか、本来、どういう使われ方をしてきたかを知ることで、覚えるべき単語のイメージを膨らませ、豊かにできます。


 最後に非常によい本を紹介します。連鎖式 英単語辞典 ホリム・ハン著 三修社
 この本、内容が非常によいのですが、まったく残念なことに索引がないのです。これによって、この本のよさが台無しです。
 索引付きのを出版してくれないのかなー。

                               2004. 3.24



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